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自己啓発本「2割に集中して結果を出す習慣」の習慣化コンサルタント古川武士のビジネスモデルは最強クラス

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「その完璧主義、もうやめませんか?」最強感ただよう強力かつ秀逸なキャッチコピー

「その完璧主義、もうやめませんか?」 → 甘い言葉で誘いつつ、「それでも成果を出せるんですよ」と 「なんかうまくいかないな~」とぼーっとコンビニの本棚を見たサラリーマンはイチコロです。 とくに向上心のあるエリートサラリーマンにまさに刺さりそうな鋭利なキャッチーさの奴です。

できる人は、上手に力を抜いています。 →そうだよな~どうしたらそんな風になれるんだい?

「どんなにがんばっても結果が出ない…」から抜け出すヒント →おお、そうなんだよ教えてくれ!

ひとつでも当てはまる人は、本書をお読みください。 仕事は丁寧だがスピードが遅い なかなか定時に帰れない 全部の仕事に全力で取り組んでしまう 他人に頼るのが苦手 先延ばしグセがある

こういったものは、だいたい誰でも当てはまるという点がポイントですね。 ここまで読んだ人は99%思い当たる節があると思います。

冷静に考えればその通りですが、この本が置いてある環境(コンビニ)であるということを踏まえると、仕事の合間に立ち寄ったコンビニなわけです。仕事の合間です。仕事のことで悩んでいたり、不満があるときに上の大きなキャッチコピーが目に入って引き込まれてここまで読み進めた人間が冷静なはずがないのです。

「フンフン、そうだそうだ。そうなんだよ~。」となったらもう落ちてます。 はい、もちろん私も即ジャケ買いしてしまいました。

私が本書を購入したのは一年以上前ですが、改めて冷静になって表紙を見直してみると、ほんとうによく作りこまれていると感じます。実はこの記事を書こうと思ったのは、今日コンビニの本棚をふと見たときに、いまだにこの本が置かれていたからなんです。競争が激しいコンビニの本棚で一年以上にわたってこの本が置かれているということは、「相当な量が売れている」と思われます。

しかもこの本、そして習慣化コンサルタント古川武士のビジネスモデルの恐ろしいところは、この本はあくまでも“フロント商品”だということです。

この本の収益よりもより大きな獲物を吊り上げることを目的にこの本は販売流通させられているのです!

では、その“目的”とは何だと思いますか? ひとりビジネスを目指す私が、最強クラスのひとりビジネスを展開する古川武士のビジネスモデルを分析してみます。

習慣化コンサルタント古川武士のビジネスモデル

この方のビジネスモデルがすごいのが、コンビニ本(フロントエンド)くらいでは終わらないという点です。 コンビニ本の内容だけでも素晴らしく、キャッチコピーに惹かれてこの本を手に取った読者は、十中八九の確率で、2割集中理論に納得し、引き込まれると思われます。

たいていの本はここで終了です。 「また今度買ってくださいね~」という感じでしょうか。 ですが、ここで終わらないのが古川モデル。

本書では「習慣を続けることが大切」というメッセージが繰り返し語られます。 そしてすべてを読み終わった最後のページこのようなオファーがされるのです。

「無料読者サポート」 ①実践サポートメルマガ ②診断テストダウンロード

まさに、いわゆる「断れないオファー」というやつではないでしょうか。 ※断れないオファー

しかもこの最終ページを読んだのは、ここまで完読した読者です。 そういった読者というのは、「もっと読みたい」「もっと事例を、情報を」という中毒現象を起こしている可能性が高い。

かなりの確率で、メルマガやWEBサイトに流れるはずです。 メルマガを登録すると毎日メールが届くようになります。 毎日の接触がよりロイヤリティを醸成してゆきます。

そして、どこかのタイミングでWEBサイトへの誘導があり、ここで初めて古川武士のミドルエンド・バックエンドに到達するのです。ここにたどり着くということは、すなわち、かなりの接触を重ね、考え方に納得し、信頼を感じているはずです。

そういった、非常に良い顧客心理の状態に対して、ミドルエンド・バックエンドのオファーに移行できるのです。

さて、習慣化コンサルタント古川武士は、本来的には“コンサルタント”であり本の執筆を生業にしているわけではないのです。 すなわち彼の本業は、「企業向けセミナー」であったり、「企業向けの研修プログラム」なのです。

「企業向け」のセミナーや「企業向け研修」というのは非常に高額な商品です。 田中キミアキ先生によるとその相場は最低でも2時間10万円です。 もちろん、これは“最低”なわけで、講師の知名度や人気度によって額は天井知らずです。 少し違いますが「がばいばあちゃん」のヒットで各地を講演していた島田洋七の講演料は100万円を下らないと聞いたことがあります。

また、一発の講演でそういうレベルですが、研修プログラムの導入や継続的なコンサルティングに移行されれば、継続的にそういったレベルの契約となるわけです。

つまり、彼のビジネスモデルというのは、書籍をフロントエンドとして、企業担当者にリーチする方法といえるのではないでしょうか。 このような自己啓発本を読むのは、ほとんどが大企業の社員でしょう。 その中には、彼の主要顧客である人事部や経営企画部などで働く社員が多く含まれているはずです。

図解すると次の通りです。

コンビニ本(フロント)→メルマガ→ブログ→ミドルエンド オーディオブック(デジタルコンテンツ)⇒企業向けセミナーor個人向けコンサルティング

そして、ここで秀逸なのですが 「では人事部や経営企画部以外の社員がWEBサイトまで来ても無駄では?」 という疑問がありますが、さすがに最強クラスです。取りこぼしがない。

そういった人向けには、他の書籍はもちろんのことオーディオブック・オーディオ講義がオファーされます。 セミナーなどのサービスは高額すぎて、個人の検討対象には入りませんが、これらのデジタルコンテンツは十分に検討に値するでしょう。古川武士側にしてもデジタルコンテンツであれば、単価が低くても問題ありません。なぜなら、一度作ってしまえば自動的にダウンロードされて収入が入るわけです。

すごくないですか? なんか本当に一つのビジネスとして完成されています。 もちろん、この流れがどこまでうまくいっているのか、バックエンドまでの成約率が気になるところですが、長期間にわたるコンビニ本の陳列やオフィス(青山)のレベル、WEBサイトの作りのレベルなどからすると相当な売り上げがあるものと思われます。

どれだけ儲かってるのか

まぁ単なる皮算用みたいなものですが......。

【書籍収益】 40万部×1,000円=4億円(売上) 印税を10%と仮定すると 収益4千万円

【オーディオ講義】 これはまだ一般的ではないのでヒット率は1万分の1と見積もる。

40万部×1万分の1=10人 あれ少なすぎない?

千分の一で100人 これくらいであれば、あれだけのコンテンツを作る動機にはなると思う おそらくこの100人は二つは買うと思うので

100人×1.1万円=110万円

なんか少なすぎる気がする 一人当たりの単価が違うのか 実際そんなものなのか

セミナー・コンサルなど】 まったく情報がないですが年間にどれくらい外で仕事できるかと考えると

年間回数 = 週2回 × 52週 = 104回

こういった人は、一日の仕事で最低でも10万円で考えていると思いますので

一度の外出で10万円の利益と仮定

年間収益 = 104回 × 10万円 =1040万円

メルマガについて

毎日来ます。

実践サポートメルマガは効果的 でも続けるは難し いつの間にか読まなくなる

すごいのが記事のNo.で今現在vol.1611 本人が習慣を実践している証拠 しかも成果を出している これは単純に感服せざるを得ない

やはり「できる人」というのは結局のところ、やるべきことを、毎日毎日毎日、継続的にできる人なんだな

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