テーブルの上の片付け~すぐに元通りにならない方法を研究してみた~
- 整理整頓で情報ノイズによるストレスから解放
- 無策で片づけても元通りになるテーブル周り
- 【原因と対策】行き場のない奴らがたむろするテーブル
- 原因を突き止めるには?”堆積物”を分類する
- 【再発防止の共通するポイント】行き場のない奴らの居場所を決めてやる そして 理想形の死守
- この片付けのその後
- 今回の片付けで使用した整理グッズ
整理整頓で情報ノイズによるストレスから解放
我が家では現在、家中のあらゆる場所で整理整頓と断捨離を進行中。
家の中が「ごちゃごちゃ」、「ごみごみ」していると探し物が見つからなかったり、何かするときにいちいち物をよけたりと無駄な時間や労力が必要になってしまう。
実際、日常的に見つからないものが出てきて探し回ったりすることが多い。 これはホントに無駄な時間だとつくづく思う。
また、ごちゃごちゃと整理されていない部屋は、人間の脳に多大なストレスを与えているような気がする。 モノがあふれて整っていない状態は、すなわち視神経に対する情報ノイズが多いということ。 無意識であっても人はこういった情景を処理するために脳のリソースを使っているはず。
常に部屋をクリーンにすることで頭の中もクリーンな状態にすることができるはずだ。
目指すのはシンプルでいて合理的、そしてミニマムで洗練されたお部屋。 ダイニングテーブルの片付けから片付けに関する教訓や定石的なものが得られたので、ここに記録しシェアしたいと思う。
無策で片づけても元通りになるテーブル周り
この我が家の浄化作戦の手始めに、まずはダイニングテーブルから攻めることにした。 我が家は賃貸マンションなので、スペースの有効活用の観点からテレビ&ソファのようなリビングスペースは作っていない。
ダイニングテーブルで過ごすことが就寝時以外は最も長い。 そのため、このスペースを徹底的に浄化し、その状態を維持することを目指す。
現状は片づけられない典型のようなモノが堆積し、散乱した状態。 郵便物やおもちゃなどが堆積し、テーブル面積の約四分の一以上を常時占拠するありさま もちろん食事で使った食器なども残ったまま
前回テーブル周辺をすべてクリーンな状態にしたのは半年前くらいだと思うが、少しずつ物が堆積してゆき気が付けばこの有様。 一度でもモノが堆積し始めれば、モノを置くのに抵抗もなくなり、また更に堆積するという悪循環。
我が家で唯一の家財と言える高級ブランド家具“カリモク”のダイニングテーブルセットが台無しで悲しい。
テーブル周りは、これまでも意を決して整理するということは何度もしてきた。だが時が経つと元通りのモノが堆積した状態になるということを繰り返してきた。
この「意を決して片づける」だったり 「片づけなきゃな~」というようなことを頭の中で考え続けてしまうことも無意識のストレスの一つなんだと思う。
今回は、なぜ片付かないかを分析し、再発防止策をとったうえで片付けを実施した。
そこでわかった重要なポイントや便利なアイテムを紹介したい。
【原因と対策】行き場のない奴らがたむろするテーブル
何度片づけてもまた時間がたつごとに散らかってしまったり、モノが堆積していってしまう場所には、ものが蓄積してしまう何らかの理由があるはずだ。
「今度からは頑張ってすぐ片づける!」
などというのは精神論で、こういった考えでさんざん挫折してきている。
今度こそは、片づけても元通りになってしまう理由を突き止め、何らかの対策をうつことで再発を防止し、クリーンな状態を保てるようにしたい。
こんなことは仕事では当たり前にしていることなのに日常生活ではなぜかできないものだ。
原因を突き止めるには?”堆積物”を分類する
片づけても片づけてもまたすぐにモノが堆積してしまうという現象の原因を突き止めるには、堆積したものを分析するこだ。
まずは、分析のためにテーブル上にあったものを分類してみた。
分類することで、なぜこれらのものがここに居ついてしまっているのかということと今後の対策を立てやすくなるはずだ。
今までは、堆積しているもの分類して考えるなんてことはせずにどんどん捨てたり片づけてしまっていた。
片付けと言っても、本来の居場所が明確なもの以外は単に移動したり目立たない場所に移動しただけというのが実態だ。テーブル上のものをすべてなくせば一瞬は「片付いた」と満足することができる。
しかし、そこに「なぜモノが溜まるのか?堆積するのか?」という根本的な原因を突き止めて対処しない限りは、また同じことが繰り返されてしまうのだ。
堆積物を分類し並べてみる作業は、どこか自分の汚点をマジマジと直視するようでなかなかつらい。
だが直視する必要がある。 というか客観的に見て分析することで、冷静に片付かない原因を突き止めるのだ。
”堆積物”を分類し、それぞれの分類のモノが「どのようにここに溜まってしまったのか」をよく考える。
そうすることによってそういったモノが「どうしたらたまらないのか」という対策が何となく見えてきた。
<郵便物>大小さまざまなサイズと開封しないと重要度のわからない厄介者
分析の結果、我が家のダイニングテーブルで最も悪さをしていると結論付けたのは郵便物だ。
郵便物がテーブルの上に溜まっていく理由は心当たりがある。
【分析】
帰宅時の郵便物の扱い
帰宅時にポストから持ってきてテーブルの上に置く
明らかに要らないチラシだけは捨てる
それ以外は「後で確認」となってそのままテーブル隅に平置き
帰宅後の郵便物の動きを振り返ってまず気が付いたのは、妻と私あての郵便物が混在したままであるという点である。
いらないチラシだけを捨てて後はまとめて平積みしてしまっていることが多い。 これでは、私も妻も自分の郵便物を探しづらく、片づけずらくなっていると分析した。
次に問題なのは、郵便物やチラシなどが他の物を隠してしまうということだ。後ほどペンが大量に発掘されたことを紹介するが、郵便物やチラシなどは他のものを容易には見つからなくするという非常な悪影響を及ぼす。
一時保管スペースとして段ボールを立てていたのも良くなかった。 こういった「一時保管スペース」というのは考えてみればかなりアブナイ。
定期的に中を確認して片づけない限りはいずれはいっぱいになることが確定している。 その上、「なんでもBOX」的な位置づけになりやすく、「定位置が決まっていないもの」を置いてしまいがちだ。
だからといって郵便物を持ち帰り後すぐに分類したり、内容を確認して長期保管用のファイルにするなどということは絶対にできないし、すぐにやらなくなる。
それに内容を確認後にすぐに不要になる郵便物や数週間で必要がなくなる郵便物もたくさんあるのでそういったモノをすぐに長期保管用ファイルに入れるのは効率が悪い。
「一時保管」場所はどうしても必要になる。
【問題点まとめ】
- 郵便物持ち帰り後の平置き
誰宛の郵便物か分類されていなかったので確認が面倒でしない
一時保管スペースがオープンで目に付くところだったので見た目が悪い、あふれる、なんでも置いてしまう
では、このような厄介な郵便物に対してどのような対策がとれるだろうか。
【対策】
悪影響の大きい郵便物に対しては、まずは一時保管と分類を兼ねた専用のファイルを導入することにした。
郵便物を持ち帰り、内容を確認するまでの間はこのファイルに一時保管する。
これは本来は「取扱説明書」用のファイルで、大小サイズの冊子や書類やCDーROMなどを収納できるように工夫されている。
ポケットの素材に厚みがありがっちりしているので自立するのもうれしいポイントだ。
この取説用ファイルを私用と妻用の2冊用意することで宛先ごとの分類が自動でなされるようにした。
2冊用意することで宛先ごとに自動的に分類される。
また、ファイルのポケットには厚い冊子でも入るようマチが付いているので、同じ種類の郵便物を同じポケットに何通も入れることができる。
クレジットカードの明細、光熱費の通知など毎月送られてくるようなものは同じポケットに自然と分類するようになるので、後々の確認と長期保管ファイルへの移動が非常に楽だ。
そして、このファイルはテーブルの上ではなく、テーブルの下のマガジンラックに収納することにした。
郵便物をファイルに一時保管することで外から大小の書類が見えないので、ごちゃついた感じもしないし、郵便物以外を入れることもできないので、「なんでもBOX」防止になる。
ファイルをマガジンラックに収納することで、このまま来客があっても大丈夫なくらいすっきり。
最後に、ゴミチラシ用のマガジンラックもテーブルの近くに設置した。
【まとめ】
持ち帰り後の郵便物の移動フロー(対策後)
ごみチラシを抽出し捨てる
宛先ごとに取説ファイルに一時保管
郵便物を確認し終わったら定期的に長期保管用ファイルへ移動
今回の対策によってテーブル上の郵便物の堆積はなくせると思う。
だが、一時保管ファイルに収めた郵便物の内容確認と長期保管ファイルへの移動を怠るとまたしても一時保管ファイルがあふれることが想定される。
これについては「意識付け」と「習慣化する」しかないのか... こういった無策で精神論的なあきらめは絶対に続かないので何かしらの対策を打ちたいものだがまずはこの形で運用してみて考えることにする。
<財布・鍵・アクセサリー>家では意外と居場所のない奴ら
【分析】
帰宅時したあとにテーブルにどっこいしょ
身に着けていた財布や鍵をテーブルに置いてリラックス....
そんな習慣がある人も多いのでないだろうか
私は完全にそういった習慣があった。
テーブルの上にチョイ置きした”身につけ品”が、次の日の朝までテーブル上に居座り続けるのは言うまでもない。
財布・鍵・アクセサリーなど常に身に着けていることが多いものは、案外「定位置」が決まっていないものである。
こういったモノは、だいたいテーブルや机の上などにチョイ置きされやすいことがわかる。
【対策】
こういう「居場所のない奴ら」には居場所となる定位置を作ってあげなくてはならない。
こいつら「身につけ品」には、テーブルとは別の場所に専用のスペースを作ってやった。
このときつくるスペースは必ず「専用」のスペースでなければならない。
「専用」でなければ、また別の場所で同じ問題が発生するだけだ。
パソコンデスクに財布などを置くようにすれば、今度はそちらがスッキリ片付くことがなくなるだろう。新たな「行き場のない奴らのたまり場」になってしまう。
なので、「身につけ品」の居場所は必ず他の用途がない“専用”の居場所を作ってやることが大事だ。
PCデスクなどの他の用途で使っている場所を間借りするように置いてしまうと必ずそちらの用途との競合が発生してしまう。
「身につけ品」のような毎日使用するものには、専用の置き場を与えてやることがテーブルなどにチョイ置きしてしまうことを防止する完全な方法である。
身につけ品は平置きにすることでより強固に定位置であることを自分に認識させることができる
重ね置きを許してしまうと、その上にまた何かを重ねるということがやりやすくなり決まったもの以外を置ける都合のよい”無法地帯”になる原因になる。
一方で次の日に絶対に忘れたくない持ち物や絶対になくしたくないものを財布などの「身につけ品」の近くに置いておきたいこともある。
だが、これらを重ねたりごちゃっと置いてしまうのは”無法地帯”への芽を作ってしまいかねない。そうした芽を摘むためにそういったものを置く”フリースペース”も隣に用意した。
ただし、フリーなスペースを作るときには「明日使うものだけ」とか「週に〇回以上使うものだけ」などというように何らかの縛りや条件を付与することが大事だ。
完全なフリースペースにすることは「無法地帯」と同義である。何のルールもない場所はきっと数か月後には何でもBOXになり、またまた行き場のない奴らのたまり場となるだろう。
実は、私も財布や鍵を置く定位置はこれまでも決めていたのだが、そのスペースに何でもかんでも置くようになり塞がってしまい本来置くべきものを置けなくなるという本末転倒な事態になってしまっていたのだった...。
今度は「身につけ品」スペースに置いていいもの悪いものも決めて、財布などが確実におけるようなスペースを徹底して確保維持できるように工夫した。
<リモコン>テーブルとテレビの間を彷徨いすぐ行方不明になる困りもの
【分析】
我が家にはテレビ、エアコン、LEDシーリングライトと三つのリモコンがある。 これらはリビングダイニングのどこかにはあるのだが、よくちょっとした行方不明になる。
まぁすぐ見つかるわけだが、短時間であってもいちいち探してしまうのは非常に無駄な時間だしストレスだ。
また、テーブルの上やテレビ台にデザインの異なるリモコンがいくつも置いてあるのも見た目が良くない。
なぜリモコンが見つからなくなるかを考えてみると、食事の時にテレビをつけたり消したり、ライトを暗くしたりという操作をするために、「(何となくの)定位置であるテレビ台からリモコンをテーブルにもってきてそのまま」ということが多い。
それでそのまま常にテーブル上にあれば行方不明にはならないのであるが、テレビの下が何となくの定位置のようになっており、テーブルにあると一応テレビ台に戻してみたりすることがある。
どっちに置くのが正解かあいまいな状態が“彷徨う”原因か。
【対策】
常ににテーブル周辺で使うものに関しては、特例としてテーブル周辺に居場所を作ってあげることにした。
本来はテーブル上は完全にクリーンな状態にして何ものせたくないところであるが、使用頻度が高いものについては少数に限って置くことにした。
テーブル上に定位置を決めてやり、専用のケースを設置。
整理ケースは、ティッシュケースやマガジンラックと同じシリーズで同じ色に統一した。(ダイソーのもの)
リモコンの整理ケースはこういった立てるタイプが主流なような気がする。
一見この方がいいような気がするが、こういったタイプはリモコンが外から丸見えなのがよくない。
リモコンのデザインがマチマチなので美観を損ねるということに気が付いた。
そのため、リモコン用のケースは外からリモコンが見えない深いタイプで、リモコンを平置きできるサイズのものとした。
<ティッシュ>どんな書類の山にも置けてしまう手軽さが危険なヤツ
【分析】
今回、テーブル上からは2個のボックスティッシュと2個のポケットティッシュが発掘された。
ボックスティッシュがなぜ2個あるのかはわからない。 ポケットティッシュはおそらく帰宅時に”ポイ置き”したものの上に郵便物が堆積したと考えられる。 こういう癖はほんとよくない。
こういう”ポイ置き”の習慣とそれがそのまま残置されたままになる原因を考えてみると ①いろんなものが既に置かれているので置きやすい ②ポケットティッシュの置き場が決まっていない といったところだろうか。
これらの原因それぞれに対策を考える必要がある。
【対策】
何でもかんでもテーブル上を定位置にしてしまっては掃除などの際にいちいち移動するのが面倒になる。だが、二つくらいならすぐに移動できる。
ティッシュは箱の見た目が悪く、統一感のない”ごちゃごちゃ感”を出しやすい。
そのため、ティッシュケースを導入することにした。ケースの色は、ダイニングチェアのカバー色に近いものを選択。
リモコン用のケースとは同一シリーズ同一色で統一した。
ティッシュケースの定位置は壁際
「動かしても必ず壁際に戻す」
ということを徹底する。
テーブル上のどこにあってもいいのだが、テーブル上での定位置を決めてやることで、よりこの理想形が意識され「原状に復しよう」という気持ちがより強固に保てる
ような気がする。
これまで「ティッシュごときに専用のケースなんかいらねぇよ」と考えていたが、色やデザインが統一されるだけでなかなかなんと美しいことか!
たとえ百円均一ショップのものだとしても色をそろえたりすることで、とてもすっきりとおしゃれになる。
色とデザインを揃えて無駄な情報量が減ったことで、脳への情報ノイズによるストレスも減ることだろう。
100均グッズなので金額が安く数をそろえやすいのもうれしいポイントだ。
これ以降ダイソーのこのシリーズが気に入り、買い足していろんなところに配置し始めたので、これは別途記事にまとめる。
考えてみればちゃんとした大企業や大工場、高級ホテルなんかは、「位置がカッチリ決まっている」し、「デザインが統一されていて無駄がない」
そんなところはだいたい気持ちがいいし、社員もしっかりしているような気がする。
<書籍・パンフレット>堆積物最下層の占拠者
【分析】
読みかけの本やパンフレットやカタログなど
こいつらはなぜかいつも郵便物や書類の山の一番下に潜んでいる。
おそらくダイニングテーブル周辺で読んでテーブル上にポイと置いたままその上に郵便物や書類のが堆積するのだろう。
かといって、こういった書籍やパンフレットはある一定期間テーブル上でちょこちょこ時間のある時に読みたいものなのだ。
「いちいち本棚に片づける!」などという精神論ではこれまでも挫折してきた。
【対策】
厚みのある冊子はテーブル下のマガジンラックに入れることにした。 取説ファイルと同じラックである。
薄いパンフレットなどの冊子も取説ファイルに収納することにした。
入りきらない書籍については本棚に移動する。
これらについても定期的に見直して移動するなり捨てないと一時保管用の取説ファイルがあふれてしまうリスクがある。
一時保管ファイルを定期的に整理するという習慣が必要なのだが、この“定期的に”というのがどれくらいの周期がよいのかという点が今のところよくわからない。
実際にこの形で運用することでだんだんわかってくるだろうと思うので、とりあえずやってみることにする。
<文房具>小さく・細く・薄い彼らは陰に隠れて息をひそめる
なんでペンがこんなに多くの発掘されるのか。おそらく作業後そのままにしたものが、郵便物などに隠れて見つからないので次々持ってきたのであろう。
一時期、すぐにペンが見つからなくなるので「見つからなくならないくらい買えばいい」とか思って、しこたまボールペンを買ったことがある。いかに無駄なことをしてきたか
【対策】
郵便物やチラシなどに隠れて見つからなくなってしまうことが原因なので、ここまでの対策で処置できていると思う。
近場にペンとメモがないと不便なことがあるので、リモコンケースにペン一本とメモ帳一冊だけは入れていいことにした。 ルールを作り守ることが大事だ。
<使いっぱなしの品々>なんでお前らがいまだにいるのだ
【分析】
体温計・薬・ヘアゴム・化粧水・メガネケース・おもちゃ・食器
ここに分類されるのは”その他”的なものなのだが、おそらく使ってそのままになった物たちだ。
体温計や薬は、おそらく体調が悪い一時期には毎日使っていたのだと思う。体調が悪いし、だいたい毎食後に検温し、薬を飲むので、出しっぱなしが許容されてしまい回復後もそまま..という光景が想像できる。
【対策】
体温計や薬は、今後体調が悪くなったときは、「専用のケース」を用意し、その期間だけテーブル上に置くことを許すというルールにしようと思う。
そうすれば、テーブル上の他のものと区別しやすく、体調が回復した際に撤去しやすくなるはずだ。
この方法は、他の期間限定イベント用のアイテムの整理にも応用できそうだ。
その他の物品(ヘアゴム・化粧水・メガネケース・おもちゃ・食器)は、定位置がなかったものは定位置を作り、寝るまでには必ず本来の保管場所に戻し、テーブル上をクリーンな状態にしてから寝ることを徹底することにした。
なんかここは精神論的になってしまっているのだが、一応ここまでの対策によって居場所がない物品はなくなったし、理想形が明確になったので、寝る前にクリーンな状態にリセットするためのハードルはかなり下がっているはずなので、これまでに比べれば圧倒的に片づけるモチベーションを維持することができるだろう。
【再発防止の共通するポイント】行き場のない奴らの居場所を決めてやる そして 理想形の死守
ある場所を整理するときに、堆積していた物をすぐに片づけてしまうのではなく、一度分類して並べてみることで、なぜ堆積してしまうのかがわかってきた。
そして原因がわかれば、その対処法は自ずと見えてくるものである。
結局のところ散らかった場所を片づけるのに必要なのは次のフローでしかないということが頭ではわかる。
①現状分析 ⇒ ②対策 ⇒ ③実施 ⇒ ④維持
だが実際にこのフローを意識して片付けをしたのは初めてかもしれない。
今まで何度片付けをしても元通りになってしまっていたのは、意を決して「③実施」フェーズだけをやっていたためだとよくわかった。
一度ぐちゃぐちゃになると手を付けるのは一苦労だし、考えたくもない。
なので現状を冷静に直視し、分析することができなかった。
新しいスペースを確保するための箱を買ってきたり、いちいち定位置を決めたりといった対策もせず、ただ単にごみを捨てて、定位置があるものだけ元に戻し、それ以外のものはまた別の一時保管スペースに移動しただけだった。
そして「②対策」において重要な点は次のことだと思う。
☆定位置を決める
⇒ 結局のところ居場所がない奴らがたくさんいて、そいつらが居やすい場所を作るとそこは「ごみごみ」「ごちゃごちゃ」するのだ。
それを防止するためには、すべてのものに”定位置”を設定することである。
☆統一感のある色のボックスですっきり
⇒統一感のある色やデザインの収納にすることですっきりとして見栄えがよくなり、片づけようという気持ちが強くなる。
これによって「④維持」のフェーズが三日坊主で終わりづらくなると思う。
☆必要な整理グッズには投資する
⇒今まで収納などに金を使うのはもったいないと思っていたので、段ボールとか100円ショップのものを多用してきた。
だけどそれらには耐久性がなかったり、使い勝手が悪いことが多い。
収納するときに少しでもストレスを感じてしまうようだともうその時点でやる気がそがれてしまう。
たとえ導入コストが高かろうがストレスのないものを使うことでキレイな部屋がずっと維持できるのであれば、トータルで見ればそちらの方がよっぽど価値が高い。
一時の小銭を惜しむことで、時間を失っていたり、精神的なストレスを感じているということなのだから。
この片付けのその後
この記事の「片付け」のその4か月後の状況を記事にしました。 意図通りに「維持されているか?」「リバウンドしていないか?」ということを自分なりにチェックし確認した。
今回の片付けで使用した整理グッズ
KINGJIM取説ファイル
- 硬いので自立する
- 大小のポケットがある
- ポケットにマチが付いている
- 中身を表示するインデックスが標準装備
- 割と安い 大小のポケットがあるのでサイズがマチマチな郵便物に対応可能で、厚めの冊子などを入れてもポケットにマチがついており出し入れにストレスがなく、崩れず自立する。
普通に取扱説明書を整理するのにも抜群の使いやすさなので、結局うちでは5冊くらい使っている。
キングジム 取扱説明書ファイル A4 ライトグレー | ||||
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ダイソーのナイロン織りBOX
色とサイズ&形のバリエーションが豊富なのに安いので、数を揃えやすい。
フレームが頑丈で型崩れせず重量物にも対応できる。
このシリーズは100円から400円とすべて100円ではないが、上記のような特徴を持っているので非常に使いやすい。
色とサイズ&形のバリエーションが多いので、部屋の中の色々な場所に使えるので統一を図りやすく、値段が安いので数を揃えやすい。
また、フレームが太めの針金なので、型崩れしたり倒れたりしないのが良い。
とくにマガジンラックは重い雑誌を入れてもちゃんと自立し安定する。文房具コーナーのA4サイズのファイルフォルダはすぐ倒れる。