ケイマイちゃんねる

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テーブルの上の片付け研究 その4か月後 ~これは!?成功か?失敗か?予想以上に設計どおり~

荒れ放題だった我が家のダイニングテーブルを「エイヤ!」と重い腰を上げて片づけてから4か月が経過した。

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実は、それまでも私は幾度となく「エイヤ!」と片づけては、またしばらくするとすぐにモノに埋もれるという無限ループを繰り返してきた。

同じような経験をされている方も多いのではないだろうか?

私は前回の片付けでこの「負の無限ループ」ともいうべき”連鎖”に終止符をうつべく、このループ現象を解明し、対策を講じることにした。

それが4か月前のことである。

inmybase.hatenablog.com

溜まったモノたち、”堆積したモノ”たちを分類し、分析することで、溜まる原因がわかってきた。だがこれは同時に、自分の恥部を直視し、受け入れるという辛さがあった。

そのような痛みを乗り越え、私なりの「元に戻らない対策」を講じてから4か月が経過した。

今こそ、痛みを乗り越えて到達した”対策”の成否を検証すべき時である。

さてさて、またしても「荒れ果て、モノが堆積してしまっているのか?」それとも「“対策”により”負の無限ループ”を抜け出すことができたのか?」

片付け4か月後の現状と成否

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片付け4か月後 見事「理想形」が保たれている!

これがありのままの姿である。

「 成 功 」

今、私の脳裏にはこの二文字が踊っている!

意図したとおりの「理想形」が維持できているのである!

前回の記事を読んでなかったとしても、これが「理想形」であるということは誰しもが納得すると思う。

この記事を執筆している今、4か月前の記事の写真と現状とを見比べて、初めて本当に「成功した」ということを確信し、かみしめているのである!

「この程度のことで何を大げさな?」と思われる方もいるかもしれない。いや、この記事にたどり着く方ならわかってくれるのではないだろうか。

これまで、私は「整理整頓」や「片付け」に関しては、生まれてからほとんどと言っていいほど「成功体験」というものが無いのである!

いくら「エイヤ」と片づけてもどうしても「きれいさっぱり片づけた場所」が「元の散らかった状態」に戻ってしまうのである。

だが今回は成功した!

キレイな状態を長期間持続できた!

このことが単純にうれしい。

まさに何かを「克服」し、「成し遂げた」という感慨なのだ。

ちなみに、一応言っておくとこの現状写真にするために「特別頑張って片づけたり」「いつもはあるものを一時的に隠す」などということはしていない。

もちろん、一日の中でテーブル上にモノが散らかっていっぱいになることはあるし、それが一晩そのままということもある。

だが、少し片づければこの状態に復旧できるので、ほぼ毎日一度は「この状態にリセット」するという習慣が持続できている。

現状を細かく見ると...実は理想形のほころびが...

さて、感慨にふけるのはこの辺にして、今一度、冷静により細かく現状を確認したいと思う。

先ほどさんざん「成功」とはいったものの、実は「完全100%の理想形」は維持できていないという現状が実はある。

もちろん、それでも私の中では及第点(80点くらい)であるので十分「成功」であるとは考えてる。

では、満点の「理想形」との差は何かという点を確認していきたいと思う。

リモコンBOXの中身

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リモコン用BOXとしてそれ以外は入れないつもりだったが...

この箱は主に「リモコン隠し」を意図して、テーブルの上が視覚的に雑多になり、モノが散乱する状態を抑制するために意図的に置いたものである。

各種のリモコンはテーブル近辺で日々使うものなので、どうしてもテーブル上に残置されやすい。かといって「がんばって」他の場所にしまうようにしたところでどうせ長続きしない。

そのような自己分析から配置したBOXである。 だが、大きさ的に余裕があるので、リモコン以外にも雑多なものを放り込める「なんでもBOX」と化すだろうという危惧があった。

現状を見る限りその危惧はある程度当たっていたようだ。 箱の中身を全て出して分析してみる。 リモコン以外の使用頻度の低いものが放り込まれているのがわかる。

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リモコンBOXの中身を全て出してみた

まず、相変わらずの大量のペン類だ。 テーブルで使ったペンは大抵こういったところに放り込まれる。 それも見越して、数本はボールペンも入れておいたはずだが...いつの間にか数が必要以上に増えている。 おそらく、その他のものが邪魔をしてこのBOXに入っていることに気が付かず他所から毎度持ってくるたびに増えたのだろう。

その他にも雑多なものが放り込まれているが、ほとんどはここに置いておくべき必然性のないものなので、この機会にすべて元の場所に移すか破棄した。

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変なものが入っていた。これは女性用の「立ちション」をするための道具である。「アウトドアや災害時に!」と思って妻のために購入したが「気持ち悪い!」と相手にされなかった。失敗を認めて破棄することにする。

ただし、何本かのペンと目薬、スマホスタンドについては着席時に使うことが多いのとBOXに余裕があるので、このまま残留させることにした。

このように、無駄に容量の大きいBOXは本来入れるべきもの以外を用意に放り込める「なんでもBOX」と化すので、定期的に中身をチェックして不必要なものを排除するという作業が必要になるといえるだろう。 本当は用途に合わせて無駄なものを入れられないようなピッタリサイズが好ましいかもしれない。

とはいえ、以前のように何もない状態よりは「なんでもBOX」だとしても、箱があることで、「箱をはみ出してはいけない」という心理的な線引きができたと思う。以前は線引きがないために無限に書類やモノを積み上げてしまっていたし、テーブルの半分に達する勢いでモノを置いていた。

テーブル下書類BOX

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ファイルに入れずに突っ込まれた書類が見かけられる

次に、同じく4か月前に設置したテーブル下の「書類BOX」を確認する。 ほぼ変わらずの状態だが、やや書類のファイリングが滞っている。

本来はこのファイル自体も「保留ファイル」であり、最終的なファイリングは別のところでするという発想ではあるのだが...。

だが、この程度は大目に見たい。 以前のように紙を平置きするという整理整頓で最もやってはいけない行為を平然としていた状態から、書類を縦に突っ込むという正しい方向に向かっている自分をほめてあげようではないか!

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書類を平置きし、さらにその上に様々なものを置くという絶望的に片付かないサイクルの堆積

あまり完壁主義になると続かないというのも過去の教訓である。

冷蔵庫脇のチラシBOX

最後に、ゴミとなるチラシを収納するために設置した「チラシBOX」を確認する。

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何やらチラシや古紙以外のものも突っ込まれてあふれ出ている

ここは盛大にBOXから紙がはみ出ている上に、チラシごみや古紙ではないモノが混入しているようである。

子供用の座布団とビニール製の持ち手が付いた紙袋やホワイトボードが確認された。これらのせいでチラシが奥まで入らなかったようだ。

これらを除去したことでチラシ類がスッキリと収納された。 BOXの目的外使用については、家族各位に注意を促さなければならない。

その他にも謎のペットボトルなどの堆積物が確認されたので片づけた。

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割と簡単に「理想形」に戻すことができた

定期点検で「ほころび」を補修

片付け後4か月で現状を確認してみると、「理想形のほころび」とも言うべきポイントがいくつか見つかった。現状では許容範囲には収まっていたものの、このまま悪化すると理想形を大きく逸脱する可能性があったと思う。

今回、改めて「理想形」を意識してチェックすることで、それらは簡単に修正することができた。

大事に至る前に点検し、修正したからこそ簡単に片づけることができたと思うので、やはり定期的に「設定した理想」の状態からどれくらい外れているか?ということを確認することが必要だと感じる。

真の「整理整頓」というのは一度スッキリ整理してもそれは終わりではなく、維持し続けることが事なのだ。

片付け後に「理想形」を長期間維持できた理由

さて、最後にこのダイニングテーブル上の片付け後に、長期間にわたり「理想形」を維持できた理由を改めて確認しておきたい。

なにしろ、私の30年ほどの生涯の中で、ここまでの長期間にわたって、片付け後にその理想形を保ったことは記憶にない。

成功の要因を確認することで、今後の家内の整理整頓の確かな道しるべとするのだ!

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成功の理由は「堆積したものから堆積した理由」を分析し対策を講じたこと

成功の要因を自分なりに分析すると以下の三点に要約できる。

  • モノが溜まる原因を堆積物の種類ごとに分析したこと
  • モノが溜まらない対策を講じた
  • わかりやすい「理想形」をつくった

まず成功の要因は、なんといっても「モノが溜まる原因をつきとめ、対策を講じた」ということにあるだろう。

片づけても片づけてもまた元通りになる、またモノが溜まってしまうという片付けの「リバウンド現象」とでもいえよう現象が発生するということは、やはり何らかの必然的にそうなる原因があるはずなのだ。

私は4か月前の片付けで、その溜まったモノ=堆積物を分類し、それぞれの種類の堆積物がどういった理由でそこに溜まってしまったかということを丁寧に分析し、解明した。

モノが溜まる理由さえわかれば、溜まらないようにするための方法は自ずと見えてきた。例えば、広告チラシが溜まるようなら、広告チラシを入れるためのBOXをテーブル近くに配置したり、書類が溜まるようならば書類を保管するためのファイルをテーブル下に配置した。

原因を分析⇒対策というのは考えてみれば当然のことであるが、なぜか家内のこととなるとこれができなかった。だが、「エイ!」とやってみれば結果は一目瞭然、溜まらない仕組みができているので、無理なくテーブル上を正常に保つことができた。

そして、「わかりやすい『理想形』をつくる」ことで、たとえ一時的にテーブル上にモノが溜まってしまったとしても悩むことなく、自然とテーブル上をリセットできるようになった。

家族も理想形がわかっているので、そこに向けて「寝る前にちょっと片づけよう」とか「自分のものはテーブル上から移動させる」という協力が得られるようになったのが大きい。

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テーブル上はティッシュBOXとリモコンBOXだけ!という家族全員が共有できるシンプルな理想形を設定したのが良かった

考えてみれば当然の結論ではあるが、「モノが溜まる、散らかる」ということには必ず原因がある。その原因を取り除かずにいくら片づけたところで、必ず元どおり=リバウンドしてしまうのだ。

そして、少しの日々の心がけ、ちょっとの「維持の努力」を続けられるような「理想形」をつくることが大切だと考える。