【キャンプ主催者向け】キャンプ初心者に伝える”最低限”の持ち物リスト
- 初めてキャンプに参加する人におしえる持ち物リスト
- リストの前提条件
- キャンプ参加者の“最低限”の持ち物リスト(送付用/コピペ/テンプレ/一覧表)
- キャンプ参加者の“最低限の持ち物”リスト(補足説明つき)
- キャンプ初心者に伝えるべき最も大事なこと
初めてキャンプに参加する人におしえる持ち物リスト
はじめてキャンプに参加する人をキャンプに誘ったときに参加者から必ずきかれるのが
「最低限、何もっていけばいい?」
キャンプに誘う立場の主催者や幹事としては、できることなら不都合なくキャンプを楽しんでもらいたいもの。 キャンプを好きになってもらい今後も参加してもらえると仲間が増えてうれしい。
だが、この質問、最初は丁寧に回答してあげたりするのであるが、毎度毎度みなに同じようなことを説明していると正直面倒になってくる。 かといって当日になって「あれがない、これがない。」となって急遽買い物に行ったり、道具を貸したりと面倒を見なくてはいけなくなるのもより面倒だ。
はたまた、そういった不足を見越してあらかじめ人数分の資材や器材を準備するのか。 それもまた主催者の負担が増えてしまうので避けたいところである。
キャンプに友人・知人を誘うたびにこんなことを考えながら、毎回同じようなことを伝えている気がするのでテンプレ化することにした。
夏場の寒さがないような時期は何もなくとも死ぬことはないので、相手によっては「ググれカス!」と一蹴して済ませることもあるのだが、検索してみると案外使えるリストがないので作成することにした。
結局、検索してヒットするのはいわゆるキャンプグッズを買わせたいがためのアフィリエイト記事が多いので、“最低限”とは言えないし、初めて誘われて持っていくには金銭的にも、物理的にも負担が大きい。また、本当に必要な小物類などに関する言及のない記事も多い。
リストの前提条件
・テントや炊事関係器材などの共通器材は主催者(キャンプに誘う人)が用意(レンタル)している ・参加者は電車などの公共交通機関もしくはコンパクトカーで参加する(物を大量に運べない) ・参加者は必ずしもキャンプ専用品を買いたくない(今後使うかもわからないアウトドア専用品は現時点ではあまり買いたくない) キャンプ参加者が不都合なくキャンプを楽しめて、かつ主催者(誘う側)の負担が減るようなリストを目指して作成した。 基本思想は、「参加者一人一人が最低限の衣食住をまかなえる装備を各自持って来てね」といもの。
このリストの中には、一般的にはキャンプ主催者がまとめて用意する場合が多いという印象のものもあるかもしれない。(コップや皿、ウエットティッシュ、ゴミ袋など) だが、そういったものを主催者がまとめて用意すると人数の把握が必要になってくるので人数変動に対応するのが面倒になるので個人装備とすることで、主催者はだいぶ楽になるはずだ。
キャンプ参加者の“最低限”の持ち物リスト(送付用/コピペ/テンプレ/一覧表)
参加者は最低限、必ず下記一覧表の持ち物をご持参ください。 これらのものがあれば不都合なくキャンプを楽しめます。 主催者の負担も減りますので大変ありがたいです。 ご協力をお願いいたします。
【持ち物一覧表】
- 雨具・レインウェア・折りたたみ傘(傘のみ不可/レインウェアは上下別のものが好ましい)
- 防寒着
- 下着・靴下の着替え
- タオル 2枚以上
- ライト・懐中電灯・ランタン(スマホはだめ)
- レジャーシート 1人用可
- 帽子
手袋(汚れてもよいもの)
コップ(金属製か耐熱プラ製/紙皿なら要複数個)
- 皿・汁物用深皿(金属製か耐熱プラ製/紙皿なら要複数個)
- 水筒もしくはペットボトル
- ティッシュ
ウエットティッシュ
ゴミ袋 大(45リットル程度)
- ゴミ袋 小(5リットル~20リットル コンビニ袋程度)
- 虫よけスプレー
<テント泊する場合> ※バンガローなどもレンタルしないと布団がない場合がある
- 寝袋(シュラフ) もしくは 毛布
- 銀マット
<その他個人ごとの必需品>忘れないように!
キャンプ参加者の“最低限の持ち物”リスト(補足説明つき)
【持ち物一覧表(補足説明つき)】
- 雨具・レインウェア・折りたたみ傘(傘のみ不可/レインウェアは上下別のものが好ましい)
山間部では晴れの予報でも雨が降ることがあります。また、雨の中作業したり、濡れた場所に座ることも想定されますので、上下別になったレインウェアが好ましいです。登山用の透湿性(防水だけど湿気を逃がす)のある素材のだと一日中快適です。傘は他の荷物がありますのでかさ張らない折り畳み傘が好ましいです。
- 防寒着
夜間・早朝は冷え込みます。山間部は平地に比べ標高が高いので気温が低くなります。(標高100mあたり0.6℃下がる)平地に比べて一段階上の防寒対策を想定願います。
- 下着・靴下の着替え
万が一下着や靴下が濡れた場合、体が冷えて温まらなくなりますので必ず替えを用意してください。
- タオル 2枚以上
顔や体を拭くもの以外に、レインウェアや衣類や荷物などを拭くタオルを一枚ご用意ください。
- ライト・懐中電灯・ランタン(スマホはだめ)
キャンプ場は電灯が全くなかったり少なかったりします。夜間トイレに行く際などに必ず必要になりますので、足元が照らせるレベルのライトをご用意ください。スマホのライトは電池切れとなったり、トイレや水場に落としてしまう可能性があるので単体のライトをご用意ください。
- レジャーシート 1人用可
小さいものでもいいのでレジャーシートが一人一枚あると様々なことに使えますので一人一枚ご持参願います。 荷物置き場、濡れた場所に座る、荷物の雨よけ、防風防寒、風呂敷替わりにして荷物を運ぶなど。
- 帽子
熱中症予防や雨の際に必要です。レインウェアのフードだけだと雨が顔にかかりやすいので帽子があると快適です。特にメガネの人。
- 手袋(汚れてもよいもの)
作業安全性と防寒のために必要になりますのでご持参ください。 次のような場面で使用しますので、汚れてもよいものをご用意ください。
火を起こしたり鉄板・鍋・網など熱いものを持つとき テント設営時に杭を打ったり石を運ぶとき 重量物を運ぶとき 落ちている木の枝やゴミなどを移動させるとき
- コップ(金属製か耐熱プラ製/紙皿なら要複数個)
温かい飲み物などを配布する際に必要になります。何回も使いますので金属製か耐熱プラ製が好ましいです。
- 皿・汁物用深皿(金属製か耐熱プラ製/紙皿なら要複数個)
食べ物を配布する際に必要になります。平たい皿とスープなど汁物用も必要です。何回も使いますので金属製か耐熱プラ製が好ましいです。
- 水筒もしくはペットボトル
水場が遠くにある場合がありますので、水を汲んでおけるよな容器をご用意ください。飲んだり何かを洗ったりするのに必要です。
- ポケット ティッシュ
コップや皿を少し拭いたり、万が一トイレに紙がないときに必要です。キャンプ場のトイレは管理が不十分な場合があります。また夜間は管理者が不在になったり、管理棟が遠い場合があります。
- ウエットティッシュ
水場が近くにない場合がありますので必要です。手や体を拭いたり、コップや皿を拭いたりするのに使用します。
- ゴミ袋 大(45リットル程度)
ゴミが必ず出ますので必要です。また場所によっては持ち帰りが必要だったり、ゴミ集積所が遠い場合がありますので各自1枚以上ご持参ください。 また、荷物の防水などにも使用します。
- ゴミ袋 小(5リットル~20リットル コンビニ袋程度)
ゴミが必ず出ますので必要です。また場所によっては持ち帰りが必要だったり、ゴミ集積所が遠い場合がありますので各自1枚以上ご持参ください。 また、小物の持ち運びや防水にも使用します。
- 虫よけスプレー
屋外で食事したり寝ていると必ず蚊やハエなど虫が寄ってきます。
- 寝袋(シュラフ) もしくは 毛布
季節や場所、個人の感じ方によって必要なレベルが変わってきます。 一般的に標高が100上がるごとに気温は0.6℃下がるといわれています。 また、一般的に夜間が寒くなりますので現地の想定される最低気温を確認して準備してください。
- 銀マット
たとえテントの中で寝袋に入っていたとしても薄いシート一枚隔てて地面なので、どんなに性能のいい寝袋でもそのままだと冷気が伝わってきてしまうので無意味になってしまいます。 必ず寝袋の下には断熱できるマットが必要になります。 一般的には「銀マット」とか「寝袋(シュラフ)用マット」と言われているものです。 あるとないとでは寒さが全く違ってくるので必ずご用意ください。
マットは椅子がない場合はクッションにもなります。 地面が石や砂の多いサイトの場合あると楽です。
キャンプ初心者に伝えるべき最も大事なこと
上記のリストを参加者にそのままコピペして送付すれば手間なく全員の最低限の装備が整う。
「自分のことは自分でやる」
そのための基本装備がそろっているので主催者は、テントや食事に関する資器材の準備に専念することができるのだ。
そして最も大事なことは、このリストを送付することで、参加者みなが「キャンプではどんな作業をすることになるのか」「何が無いのか、何がいつもの生活と違うのか?」ということを想像できることでしょう。
そうすることで、作業をスムーズに手伝ってくれたり、リスト以外の便利なものを持って来てくれたりと初めてでも積極的にキャンプに参加することができるのではないだろうか。