【登山記録】11月の奥多摩 鷹ノ巣山避難小屋 テント泊
2018年11月10日・11日 奥多摩 鷹ノ巣山 テント泊 登山記録
ルート/タイム
1日目:奥多摩駅>バス東日原バス停>稲村岩尾根>鷹ノ巣山山頂>鷹ノ巣山避難小屋
2日目:鷹ノ巣山避難小屋>鷹ノ巣山山頂>水根山>城山>六ツ石山>奥多摩湖バス停
ルート情報、現地情報、寒さ暑さ、感想など
ホリデー快速おくたま号の混雑度
新宿からなら座れるようだ(友人は座っていたので)
立川からは座るのは並んでも不可能
車両中央に移動してザックを床におろしてつり革につかまることは可能
御岳山までは状況変わらず 御岳山で大半が下車 座れる
奥多摩駅バス停の混雑度
9時16分奥多摩駅着
バスの出発時刻まで20分くらい。 トイレと水汲みにちょうどいい時間。
水は奥多摩駅外のトイレの外の洗い場で汲める。
トイレは男女とも行列
東日原バス停ゆきはバス2台分の行列
1台目はぎゅうぎゅう詰めで出発
2台目がすぐ来て2台目はむしろ座れた(笑)
2台目が定刻の9時35分に出発
川苔山(川乗山)に行く人が多いので川乗橋バス停で大半が下車
東日原バス停のトイレ
東日原バス停 10時ころ着 18℃ 寒くもなく暑くもない。快適だ。
服装は、
上:ヒートテック長袖シャツ、PAINE ゴアテックスレインウェア 下:ヒートテックインナーパンツ、montbell ストレッチカーゴパンツ Men's
バス停にはトイレあり
水も汲めなくは...ないけど汲みづらそうなので奥多摩駅で汲むのがベターか
バス停から登山口までは数分
バス停から少し歩くと稲村岩と稲村岩尾根が見渡せるようになる。
バス停から数分で登山道入り口の標識。 あとはずっと道なり
10時20分ころ登山口に着 登頂開始
稲村岩までの急坂と稲村岩
登山口からは稲村岩わきを流れる小さな沢沿いを登ってゆく。結構な坂でいきなり息が上がり、すぐに汗が噴き出す。
奥多摩三大急坂と言われるだけあってかなりの急な坂だった。
特に沢沿いの道から離れて、尾根に向かって上がって行く坂は、非常に急なつづら折りで、息が上がる。
レインウェアのチャック全開でも汗だくになった。
11時前に稲村岩尾根まで登った。コースタイム-10分くらで登ったようで所要時間45分。少しハイペースだったようだ。
尾根に登ったところがちょうどよい休憩ポイントだ。
登っていると汗だくだが、止まって休憩すると汗をかいたこともあり風が冷たく寒く感じる。
岩を少し登ると稲村岩本体とバス停が見える(最初この地点が稲村岩かと思ったが...全然まだまだ付け根です。改めて写真を見るとすっごい突き出てるわけでここなわけないとわかる。)
ここまでは高所恐怖症の私でもそんなに怖くない。下も絶壁ではない。
でも、稲村岩までは完全な岩場で、稲村岩の頂上へ行くのは、結構怖そうだななという印象。
↓登った方の動画がありました
足場やつかまるところはあるので難しくはなさそうですし、木が生えてるので断崖絶壁感はそこまではないんですね。これならイケる...かも。
↓こちらは空撮
稲村岩尾根とヒルメシクイノタワ
小休止後に稲村岩尾根を登り始めた。
すぐに曇ってきて風が冷たくなってきたが登っているときはむしろ暑くて汗だくだった。
沢から稲村岩尾根までの急坂に比べれば、尾根の登りは坂はだいぶ緩やかだ。
だけど、きつめの坂が断続的に現れ息が上がる。
休憩にちょうど良い平らなポイントは、ヒルメシクイノタワまでに一か所くらいしかないので、平らな場所にでたら小休止を入れといた方がいいかもしれない。
ヒルメシクイノタワは、その名の通りちょうどよい休憩スポットだった。
完全に平らな場所で座るのにちょうどいい石とかもあるのですぐわかると思う。
山頂まではあと一息(20分くらいか)だが、ここからまた急な坂になるので、ヒルメシクイノタワまで頑張って登って、一度休んでから山頂を目指すのがいいと思う。
ちなみに”タワ”とは峠のこと
”コル”と同じ意味で”コル(col)”はフランス語で「峠」
山頂(ピーク)と山頂(ピーク)を結ぶ稜線上の窪み(鞍部)のこと
休憩に最適なのは、正確にはヒルメシクイノタワの少し手前の小さな頂上(ピーク)部分です。
そこから少し下ってから鷹ノ巣山山頂への坂が始まるので、確かに峠だ。
普通は峠は最短で山の向こうに行くルートなので、峠を最高地点とする道があるけどここにはもちろん峠道は無し。
鷹ノ巣山山頂
鷹ノ巣山山頂 10℃ 完全に雲の中で視界なし 風があり汗が冷えて寒い
シャツはもちろんのことレインウェアまで汗でぬれてしまったので、フリースとダウンジャケットを着込んだら寒くなくなった。レインウェアは濡らさないように脱ぐべきだったと反省。
湯を沸かして待ったが、依然ガスっている。
何も見えないし寒いので20分くらいで鷹ノ巣避難小屋へ向かう。
鷹ノ巣避難小屋までは20分くらい。
開けた気持ちのいい尾根道を下る。
途中で少しだけ雲が晴れてきた。
鷹ノ巣避難小屋
15時ころ到着
避難小屋前の広い空き地はテント泊に最適だ。
夏は草が多いが秋は枯葉で埋まっている。
テーブルとイスなんかも設置されている。
先客がテント1名、避難小屋1名、とても空いている。私より後は誰も来なかった。
夏は結構宿泊者がいて避難小屋前の広いテーブルで宴会をしていたりする。
割ときれいなトイレがある。秋は利用者が少なく気温が低いからか悪臭はあまりない。
水場は歩いて5分くらい浅間尾根方向へ下ったところにある。避難小屋からは見えない場所にあるので少し不安になるが、登山道を降りていって少し曲がったところにある。
水が枯れたという情報は聞かないが、水量は変化する。
テント場の地面はとても柔らかいのでペグは手でも刺さるし、枝でも十分ペグ代わりにできる。
また、テントの固定にちょうどいい石も誰かが持ってきたようでいくつか落ちているし、近くを探せば拾えると思う。
テントとシュラフは次のとおり
私:格安中華シュラフことWhiteSeek(ホワイトシーク)マミー型シュラフ、ユタカメイク 迷彩シートで作ったシェルター
友人:モンベル アルパインダウンハガー#2、アライテント スーパーライト・ツェルト1
テント泊初体験の友人にはツェルトを貸出し、私はブルーシート素材の迷彩シートで作ったシェルターだ。
迷彩シートシェルターのポールは、そこらへんで拾った枝だ。
我ながら、なかなかワイルドだが、自然と一体となれるこのシェルターが気に入っている。(迷彩シートだけなのでクッソ安いということももちろんお気に入りポイント。撤収も楽)
このワイルドさに魅力を感じる風変わりな方は、設営方法を動画にしたのでぜひ見てほしい。結構簡単だ。
ツェルトも迷彩シートシェルターも強い雨風さえなければ、山岳用のドーム型テントでなくても快適に過ごせる。
同行の友人もツェルトには抵抗があったみたいだが、思いのほかの快適さに驚いていたようだ。
夜は、雲の切れ間から見える星空がとてもきれいだった。街の明かりも遠くに見える。夜はシカの鳴き声が聴こえたりするが基本は静寂そのもの。街ではここまでの静けさを感じられる場所は皆無だ。
気温は日が落ちると8℃程度まですぐに下がった。夜明け前で4℃だった。雨はなし。風は少し吹いたり、やんだり。風があると寒いがダウンジャケットがあればそれほどでもなし。
寒さはテント内であれば全く大丈夫。用意したシュラフでも寒くなく、むしろ暑いくらいで、シュラフのチャックは全開にして寝た。12時ころトイレに行ってから朝方はチャックを閉めて寝てちょうどよく温かいくらいだった。
鷹ノ巣山山頂(二日目)
二日目は晴れた。
日の出後に鷹ノ巣山山頂に再度登頂。
ひんやりしているがシャツとレインウェアで登ると汗ばむくらい。
山頂は9℃くらいだったと思う。
水根山・城山・六ツ石山
奥多摩は、奥多摩駅から雲取山まで続く稜線沿いの石尾根縦走路が魅力だ。
アップダウンが少なく、開けた道が多く歩いていて気持ちが良い。
鷹ノ巣山から石尾根縦走路を楽しみ、バスの本数が多い奥多摩湖(小河内ダム)まで降りるルートを選択した。
水根山、城山は通過地点といった感じで地味な山頂。
水根山手前で少し降りれば、山頂を通らない平坦な道もある。
六ツ石山には、頂上標識の石碑があり、広く草もないので休憩にちょうどいい。
六ツ石山から奥多摩湖バス停
六ツ石山から水根バス停までのルートは、結構傾斜がきつい。
登ってもつらいだろうし、下り坂も最後の方はつま先が痛くなってきた。
途中から登山道の右側が東京都水道局管理の杉林になる。登山道の左と右で植生が全く違うのがおもしろい。
神社まで降りれば、すぐに舗装された車道に出る。
途中、車道から下りて吊り橋を渡れば沢沿いの道を300mほど歩ける。すぐに車道と同じ水根バス停に出てしまうけど。
水根バス停でバスを待ってもいいが、少し階段をのぼればダムが見られる。
ダムの奥多摩湖バス停には始発の設定もある。11時の始発に乗った。ほかに乗客は無し。
もえぎの湯の混雑度
奥多摩駅でバス下車後、すぐに”もえぎの湯”に向かった。
もえぎの湯は午後は登山客で混むので、午前中には到着したかった。
11時半ころ到着、しかしながら男湯満員で整理券をもらって待つことに...。20分待ち。
午前中も近隣の氷川キャンプ場のチェックアウト客や1泊の登山客で11時~12時は混むようだ。
むしろ、12時台は整理券の配布していなかった。
午後は14時ころから日帰り登山客が下りてきて混雑が始まるとのこと。
今回、初めて知ったが、もえぎの湯は1か月ごとに男湯と女湯を入れ替えているとのこと。
今回の男湯の露天風呂は川とキャンプ場と吊り橋がよく見える方だった。 (こっちが女湯になるのは大丈夫なのだろうか。スタッフは「案外むこうからは見えないから大丈夫です」とのこと。ほんとか?(笑))
反対側の露天風呂は、川の対岸の山がよく見えた記憶がある。
感想
11月中旬なので最低気温氷点下を覚悟してのテント泊だったが、まだ寒気が本格的に来ていないためか案外気温は下がらず日中は10℃程度、朝方でも4℃程度だった。
風が出ると体感温度は下がるが、風も少なく雨が降らなかったので快適だった。
登るときもこれくらいの気温だと涼しくてちょうどいい。
登山道の紅葉は、ところどころ黄色い葉が残ってはいたものの、ほとんどは落葉していた印象。