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レパートリーが少なくても悩まない☆彡簡単に1週間の献立を決める思考法

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献立を考えるのは家事の中で最大の悩み

「今日何食べたい?」で気の利いた答えが出たためしがない

今日の献立何にしよう? はい、今日も日本中、いや世界中の主婦(主夫)が悩んでいることでしょう。

主婦(主夫)にとっては料理が最大の仕事です。 1日限りで「今日はパパ料理しちゃうぞ~。はい、カレーライス!」 なんつーお気楽な奴らとは違うのです。

さっき昼食作ったと思ったら、もう夕食。 さて、何をつくるかと 明日の朝は、弁当は、夕食は。。。。

こういった悩みが毎日襲ってきます。

創造性、企画力、構成、実施すべてを試されるのが献立づくり

主夫になってわかったのが、料理って結構大変ってことです。 私は独身時代から料理は割としていたので、一食一食の料理を作ることは問題なくできます。 ですが、独身や子供がいない大人だけの料理というのは、要は気が向いた時に作るってことです。 気が向かなかったらレトルトでも外食でもすることができます。

ですが、子供ができるて毎日つくらなければならないとなると話はだいぶ違ってくるわけです。

料理をするためには、食材が必要です。 食材は買ってくるわけですが、食材を買うためには何を作るかを決めないといけません。 (もちろん食材だけテキトーに買っておいて後で考えることもありますが)

料理は明日も明後日も作らなければなりません。 毎日、買い物に行くのは面倒ですし、時間ももったいないのである程度まとめて買うことになります。 そもそも食材には最小ロットがあるわけで、食材ロスがないように献立の組み合わせも重要になってきます。

あとは、自分の気分です。どこまで面倒な調理をできるのかどうかってことです。 なので、これらの要素を組み合わせて何食分か先の予定を決めて、もしくは見越して買い物に挑む必要があります。

こういった作業がかなりストレスなわけです。 もちろん、これ“だけ”をやるのであれば余りストレスにならないかもしれません。 ですが、現代の主婦(主夫)は働いていることも多いですし、そんな暇ではありません。

料理って結構いろんな能力を試されます。

創造性 企画力 組み合わせの構成力 段取り力 実施の順序

企業で求められる能力とほとんど同じです。

一週間の献立を決めるとすべてがうまくいく

買い物が効率的に

献立を決めるのってすんごいめんどくさいのですが、決められさえしてしまえば、その後のことがいろいろとうまくいきます。

例えば、1週間の献立を決めることができてしまえば、買うものが自動的に決まりますので、ある程度まとめて買うことができる上に、食材のロスも少なくて済みます。 最近では、ネットスーパーなどもあって、車がなくても気軽にまとめ買いができます。 これならば、店舗に行く時間も、重い食材を持ち帰る労力もいりません。

何よりも悩まないこと=ストレスフリーでいられる

1週間の献立をつくるメリットはこれだけではなりません。 何よりも、一度決めてしまいさえすれば、1週間は「今晩なににしよう?」という悩みからは解放されることになります。 人は「~しなきゃいけない」みたいなタスクを背負っていると気分が滅入るものです。 それが大したものでなくても、チラチラと思い出して、今やってることに集中できなくなることも多いです。

これは相当なストレスです。 そんなストレスはできることなら少ないほうがいいわけです。 行き当たりばったりで献立を立てていては、そういったストレスが毎日襲ってきてしまいます。

簡単に1週間の献立を決めてしまう思考法

このようにもし1週間の献立を作れさえすれば、いいことがたくさんあります。 はい、「そんなのわかってるよ」という話です。 誰しもがそれができれば苦労しないってやつです。 私もこのことは主夫を始めたときからの悩みでした。

ですが、ある時このこの献立作りの難しさについて冷静に分析することで、ひとつの解決策に行きつきました。 それから数年にわたって実践して効果があったと思ったので、今回紹介したいと思います。

“縛り”をつくる

献立作りの悩みというのは結局のところ、選択肢が広すぎるということだと思います。 人間、ゼロベースで「なんでもやっていいよ」といわれるのが結構やりづらいものです。 自由作文とか自由研究が嫌なのと同じですね。

献立作りにもこれと同じような状態が発生していると思います。 私のようにレパートリーや経験が少ないものにとっては、より深刻です。

「親子丼はおととい作ったし、あ~唐揚げは面倒だなぁ~、魚は買ってこなきゃないしなぁ」

といった思考をぐるぐるしてしまいます。

なので、献立作りを簡単にするには適度に“思考の選択肢を狭めてやる”ということで対処するようにしました。 自由作文ではなくてテーマ作文にしてやるのです。 「夏の思い出」を書いてください。

はい、前置きが長くなりましたが、ここから具体的な方法です。 “思考の選択肢を狭めてやる”手っ取り早い方法は、曜日ごとにテーマを設定してしまうのです。

例えば 月曜日:和食(魚) 火曜日:中華 水曜日:パスタ 木曜日:和食(魚以外) 金曜日:カレー 土曜日:(昼)麺類(夜)洋食 日曜日:余りもの消化のためその日に決める といった感じです。

毎週固定で、これらのテーマで献立を立てるのです。

「え?毎週カレーかよ」とか思われるかもしれませんが、それってそんなに問題ありますか? カレーといってもいろんなカレーがあります。 ドライカレー、スープカレー、スパイシーなカレー、フルーティーなかカレー、カツカレー。 カレーライス一つとってみても立派な一ジャンルです。

海上自衛隊なんかでは、毎週金曜日が「金曜カレー」といって毎週カレーライスなのは有名な話です。 これは、「海上で曜日感覚を保つための伝統」とかもっともらしいですが、作る側からしたら一食でも献立が固定されているのは楽なんだと思います。 (ちなみにこの海軍カレー、艦艇ごとに自慢のレシピがあるらしく毎年食べ比べイベントが開かれているほどです。)

そのほかのパスタにしても~風というレパートリーはたくさんありますよね。 なので、この方法を使えば案外飽きが来ないバランスの取れた献立を作ることができると思います。

最後に、週に1日はテーマなしの日を作っておくと、余りものを消化することができます。 この日のテーマは余りものでいかに作るかということがテーマです。 “余りもの”という制限がありますから案外あたまは使いません。

クックパッドに余っている食材を打ち込んで出てきたレシピを作ります。

縛り思考法で献立を作ることの副次的なメリット

この縛り思考法で献立作りをしたことでよいことがいくつかありましたので紹介します。

調味料のロスが減った

ジャンル固有の調味料ってあるんですよね。 これは自分のレパートリーが少ないこともありますが、例えばオイスターソースとかって中華料理にしか使わないですし、チーズとかケチャップなんかもほぼ洋食でしか使いません。

なにも考えないで行き当たりばったりで献立を決めていると、いつの間にか得意なジャンルに偏っていたりします。 そうするとこういったジャンル固有の調味料なんかがいつの間にか使われないまま古くなってしまったりするんです。 縛り思考法献立であれば、バランスよくいろんなジャンルの料理をしますから、調味料もバランスよく減っていってくれます。

各ジャンルのレパートリーやアレンジが増える

行き当たりばったりで献立を考えていると陥るのが、得意なもの、作りやすいもの、楽なものばかりを作ってしまうということです。 このルーティンにはまってしまうと成長はありません。 レパートリーが増えない⇒献立作るの面倒⇒作りやすいものという負の循環に落ち込みます。

縛り思考法で献立を作れば、自動的に同じジャンルでアレンジをすることになりますから、各ジャンルでバランスよくレパートリーが増えていきます。 パスタで言えば、「先週は和風だったから今週はクリーム系に」とか。

しかも、ジャンルは固定されているので、基本的な作り方は共通しているので、ベースの作り方はどんどん強化される一方、少しのアレンジで異なった献立をひねり出すことができます。 同じ和風パスタでも、シイタケなのかマイタケなのかで別料理です。

こんな方法も

ウィークック

ほんとに完全に何も考えたくない場合は、1週間の献立を提案してくれるこんなWEBサイトがあります。 1週間分の献立を立ててくれる上に、まとめて週末に仕込めるように、1週間分の献立を選べば、それらすべての材料表を出してくれます。 その上、数日分の献立の仕込みを一つの手順書に自動でまとめてくれるんです。

私も一度このサイトを使って1週間やってみましたが、まとめて作るには最適のレシピサイトだと思います。 ですが、今はもう使っていません。 理由は、まとめて作るのって結構時間がかかって疲れるんです。 また、新しいレシピを数種類作るのはレシピの読み込みとか結構疲れちゃいます。

なので、今はたまにいいレシピをピックアップしてレパートリーに取り込む用途で使っています。

平日に料理の時間が取れなくて、週末にまとめて調理する人には最適だと思います。 きっとPanasonicの冷蔵庫がほしくなりますが。。。

まとめ

献立を考えるのは一番大きいストレス。最大のストレスを考え方で解消しよう! 考える自由度を制限することで、できるだけ考えない。 ジャンルのバランスが良い献立を作ると調味料のロスが減る

主夫業をやってわかった「今日何食べたい?」の苦悩

主夫になって料理を毎日作るってホント大変だなと感じます。 献立を決めて(企画)、食材を買って(調達)、皿や調理器具を洗っておいたり事前に米を炊いておいたり(製造準備、環境整備)、時間に合わせてつくったり(製造・納期管理)とまぁ結構面倒です。これが1日限りの一発勝負であれば楽なんですが、毎日、毎食となるとすべて事前の段取りが試されてきます。少しでも怠けるとすぐに「おなか減ったぁ」(納期遅延)とか「またレトルト?」(品質低下)とかになってしまいます。絶え間ない供給責任です。なんか以前勤めていた製造業のサラリーマン時代を思い出します。規模は違えどやってることはホント同じなんです。 それでも「やって当たり前」みたいに思われながら、一人で夕食の供給責任を負う専業主婦って結構大変だったんだなぁとしみじみ思います。そういえばばあちゃんによく「今日何食べたい?」って言われたっけな。(だいたいラーメンとか言って期待を裏切っていた) きっといい答えが出ないことをわかりながらついつい言ってしまうんですよね。

ずっと手作りの料理を作り続けてくれたばあちゃんありがとうの気持ちでいっぱいになります。